2013年02月11日
心肺蘇生法

近くの人が倒れたら、
そしてその人の心臓が止まったら
何をすべきか?
その時は119通報して
心肺蘇生法を行ってください
正直なところ
心肺蘇生法は簡単ではないですが
ざっくり言うと…
・何もしないとその人は死ぬ、だから下手でも経験がなくても、何もしないより断然いい
・難しいことは考えずに、ただ胸を押すだけでいい
・「こんなに胸が凹んでいいの?」というくらい押せばいい
・真冬でも汗ばむくらい速いリズムで押せばいい
・救急隊が来るまで、もしくは患者が動き出すか声を出すか普段しているような呼吸をするまで押し続ければいい
詳しくは日本赤十字社や
各消防本部のHPなどで手順は確認できます
※ちなみに日赤のHPの“とっさの手当て・予防を学びたい”は
とてもよくできていて勉強になります(^^)
最近は公共の建物などにAEDが置いてあります
要は電気ショックの道具です
今では医師や救急隊以外の誰でも使用することができ
AEDを使用すると劇的に人を救うことがあります
AEDの使い方の習得もとても大切です
現在は、地域差はありますが
119通報してから救急車が来るまでに6分ほどかかります
その6分間に心臓が止まったまま何もされないでいると
ほとんどの方がその1~2時間後に亡くなります
運良く心臓だけが動き出しても
意識はおろか、自分で呼吸することなく
だんだん血圧が下がっていき、数時間後に亡くなります
もっと運が良く、自分で呼吸しはじめても
二度と意識が戻らない植物状態であったり
目を開けても、重い後遺症が残ったりして
今まで通りの社会生活を送ることは難しくなります
一度心臓が止まった人で
再び働いたり、遊んだりすることができる人は
数%、つまり、心臓が止まった人100人のうち数人です
(統計的に様々な数値があるので、ここではざっくりと説明しています)
(詳細は総務省消防庁→救急救助→救急救助の現状に説明があります)
大切なことは
①心臓が止まらないように予防する
→健康上の予防や、安全上の予防行動(遭難予防や単独行動回避)など
②もし止まってしまった時のための行動
→近隣消防本部の把握・通報、緊急時行動(役割分担)など
③心肺蘇生法
→講習受講や、スクールなどではAEDの準備など
自ら機会を作って
日赤や消防の主催する心肺蘇生法の講習に参加してください
ほとんどお金はかかりません(^^)

こんな人工呼吸シールドの実費(数百円)とテキスト代くらいです
そして数年に一度は再受講してください
知識は反復しないと必ず忘れます
それだけで
あなたはあなたの家族や友人を失わずに済むかもしれません(^_-)
それどころか、貴重な経験として
その人と笑いながら「あのときはびっくりしたし大変だったぁ」なんて
話せるようになっているかもしれません
※冒頭の画像は、すやすや眠る末っ子です。
心肺蘇生法が必要な状態ではありません。あしからず…